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コーヒーやカフェイン飲料はニキビを作る原因になる?

2020年05月02日

カフェインが含まれる飲食物、特にコーヒーはニキビを作る原因になるとも言われています。しかし、実際にはコーヒーやカフェインそのものが直接的にニキビの原因になるわけではありません。カフェインは人体の身体面や精神面に良い影響と悪い影響を与えますが、その良し悪しの決め手となるのは摂取方法です。適度に摂れば良い影響があり、過剰摂取となれば悪い影響を受けることになります。

コーヒーやカフェインによってニキビができるという説が誕生した理由は、過剰摂取などの摂取法の誤りによる悪い影響がニキビ発生に繋がる状態を身体に引き起こしたからです。カフェインは胃酸分泌を促進する作用があるため、多量に摂取すると胃腸機能に問題が生じます。胃腸機能に問題が出ると消化吸収の効率が悪くなり、栄養素が上手く取り込まれません。すると、体内の栄養素が不足します。その結果、自律神経がバランスを崩し始めます。

カフェインには覚醒作用があるため、活動を司る交感神経の優位化が起こり得ます。その反面で休息を司る副交感神経の働きが鈍くなりますので、緊張が続いて適切な休息と回復ができなくなる恐れが出てきます。その状態が引き起こす不調は色々ありますが、代表的なのは睡眠の質の低下です。
睡眠の質が低下すると、内臓や肌などあらゆる機能の回復が不十分になってしまいます。肌はターンオーバーといった正常な周期の中で肌組織の生産と排除を行っているため、機能低下が起きるとターンオーバーに狂いが生じます。そして、その状態が長期間となるほど肌も荒れていきます。

つまり、コーヒーやカフェインがニキビの直接的原因ではありません。原因は、カフェイン過剰摂取による肌機能低下のせいです。コーヒーは適切に摂取すれば、身体面と精神面に有益な健康作用をもたらします。それは日常の効率を上げるものであり、仕事や家事などの活動に役立ちます。また、コーヒーにはクロロゲン酸類と呼ばれるポリフェノールの類が含まれています。ポリフェノールの類には、肌の酸化防止作用があります。赤ワインに豊富なイメージのポリフェノールですが、コーヒーに含まれるクロロゲン酸類の量は赤ワインに含まれるポリフェノールとほぼ同量です。

つまり、赤ワインと同じくらい肌の酸化防止作用が期待できるということです。しかし、ポリフェノールは1度摂取すれば永続的な効果を発揮するものではありません。体内に入ってから3時間・4時間ほどしか効果は持続せず、体内にも蓄積されず排泄の道を辿ります。
3時間・4時間ほどしか効果を発揮しないという点を踏まえると、1回飲んでから4時間・5時間以上経過した後に次のコーヒーを飲むと良いでしょう。短時間でも2杯ほどなら早急な問題はありませんが、短時間の連続摂取による胃腸への負担は軽視できません。特に、現状で胃腸機能に違和感や問題がある方は摂取法に意識が必要です。

飲むタイミングとしておすすめなのは、食後です。胃酸分泌を促進する作用があることから、食後に飲むと消化吸収の効率が上がります。
逆にオススメしないタイミングは、起床してすぐです。起床時は空腹状態ですので、そこにコーヒーが入ると食物がない中で胃酸分泌が起きて胃痛などの原因になります。